この記事では、ネジの中で一般的な『小ねじ』『六角ボルト』『六角穴付きボルト』について解説しております。
主な特徴や用途を書いておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
①小ねじ
【特徴】
一般的にネジの外径が8㎜以下で、小さな頭が付いた雄(お)ネジです。
すりわり(-)や十字穴(+)などがあり、ドライバーを使用してネジを締めたり緩めたりします。
【用途】
電化製品や家具、メガネやゲーム機など、幅広く使われています。
一般的な頭の種類
①ナベ小ねじ
②皿小ねじ
③トラス小ねじ
④小頭皿小ねじ
※他にも、丸皿、チーズ、バインド、平頭、丸平などの種類があります。
②六角ボルト
【特徴】
一般的にナットと一緒に使われるねじのことをボルトと呼びます。
頭が正六角形でスパナを使って締め付けます。
小ねじよりも強く締め付けることができます。
【用途】
車や遊具、建物にも多く使われます。
押しネジと半ネジ
ボルトには、頭の下から全部ネジが切られている①全ネジ(押ネジ)と一部ネジが切られていない②半ネジ(中ボルト)があります。
半ネジボルトの方が首下径がほんの少し太く、首下までネジの谷がないため、強度的には多少有利になります。
③六角穴付きボルト
【特徴】
円筒状の頭で六角形の穴が開いているボルトです。
六角棒レンチを使用して締め付けます。
キャップスクリューやソケットスクリューとも呼ばれます。
【用途】
機械や電気部品など、高い締め付け力と省スペース化・小型化を要する場所に使われます。
自転車などにも多く使われます。
頭の種類
六角穴付きボルトも小ねじと同様に、様々な頭の形状があります。
①一般的なキャップスクリュー
②皿キャップ
③ボタンキャップ
④極低頭キャップ
ボルトの付属品ナット&平座金&ばね座金も大切
六角ボルトを使用するときは基本的に『ナット』が必要になります。
ナットに関してはコチラの記事で解説しております。
そのナットと一緒に、『平座金(ワッシャー)』を使用することも多いです。
平座金は材料の傷つき防止や緩み止めに使われており、コチラの記事で解説しております。
また、平座金と似ている『ばね座金(スプリングワッシャー)』という物も同時に使用することがあります。
ばね座金は、緩み止めや緩んだ時の脱落防止に効果があります。
ばね座金の用途と特徴
他にもたくさんの種類があります!
今回は、一般的なネジについて紹介しました。
今回ご紹介したネジ以外にも、まだまだたくさんの種類があります。
ぜひ家の中や外出先などで目を凝らしてネジを探してみて下さい!
また、ネジが欲しいけどサイズが分からない、ネジを使いたい場所があるけど適正なネジが分からないという場合も、お気軽にお問合せ・ご来店下さい!
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